七月場所 出羽海部屋千秋楽祝賀会

梅雨空のなかでの名古屋場所となりましたが、満員御礼で幕を閉じ、出羽海部屋の力士たちも十五日間の激闘を終え、21日に千秋楽祝賀会が開催されました。
名古屋の後援会やファンの皆様、熱烈なる応援、誠に有難うございました。
以下、今場所の成績です。
【勝越】
御嶽海:9勝6敗 / 出羽東:4勝3敗 / 希帆ノ海:6勝1敗 / 山藤:4勝3敗 / 松山:5勝2敗 / 出羽の空:4勝3敗 / 清田:4勝2敗1休
【負越】
海龍:3勝4敗 / 久之虎:2勝5敗 / 小城ノ正:3勝4敗 / 出羽ノ城:2勝3敗2休 / 吉村:3勝4敗 / 碧海浜:0勝0敗7休 / 小城虎:2勝5敗 / 岡ノ城:3勝4敗

また、事後報告となりますが、7月4日の朝稽古中に出羽海親方(元前頭小城ノ花)が意識を失い倒れました。心肺停止状態の師匠に対し、部屋の力士や関係者のAED(自動体外式除細動器)による迅速な対応により蘇生、その後は救急車にて病院に搬送されました。冠攣縮性狭心症との診断に2日間の入院を余儀なくされましたが、退院後は名古屋場所担当部長としての職務を果たせるまでに快復、その後は後遺症も無く、日々の体調管理に努めております。
日本相撲協会では46ある全部屋に対し、AEDの設置を義務付けており、定期的に人命救助の実地訓練を行っています。
かつて出羽海部屋では出羽海親方の親友でもあった前頭の龍興山関が、稽古後に虚血性心不全で他界するという過去がありました。この件を機に、相撲協会ではAED設置を義務付けるようになった次第です。
不幸中の幸いとはいえ、協会関係者をはじめ、後援会やファンの皆様にご心配をおかけしたことを心よりお詫びおよび感謝致します。
今回、AEDによる救命措置の実施に対し、地元犬山市消防署より感謝状を頂戴しました。まことに有難うございます。